こんにちは。システムデザイン開発株式会社のIです。約半年ぶりの投稿となります。社会人として成長した姿を見せるべく、携わっていた業務の中から、最も印象に残っている『スマートブックキーパー』の開発について書きたいと思います。
前回の記事はこちら(福岡県からSDDに入社しました)
(当社の新入社員研修)
新サービスの開発に参加しました
「スマートブックキーパー」は電子帳簿保存法に対応したクラウドサービスです。難しそうな言葉がありますが、主な機能は、電子帳票のアップロード、電子帳票の検索、マスタメンテナンスの3つで、とてもシンプルなシステムです。開発中はまだ名前が決まっておらず、電子帳簿保存システムと呼ばれていました。
ちなみに、「スマートブックキーパー」は私の部長が決めました。色々と候補があったそうですが、今度、詳しく聞いてみようと思います。
担当した業務のこと
開発期間は8月から11月までの約3カ月で、私はプログラミングとテストを担当しました。プログラミングは、コードを書いてシステムを作る作業です。試行錯誤を繰り返して出来上がった画面を見ると達成感があります。テストは、書いたコードが正しく動いているかを確認する作業です。プログラミングに比べて大きな感動はありませんが、品質を上げるための大切な工程です。この2つを機能ごとに繰り返して、最後に全体のテストを行うという流れになります。
大変だったこと
「スマートブックキーパー」の開発で最も苦労したのは、電子帳簿保存法の要件の1つである、タイムスタンプの付与です。タイムスタンプは、国に認定された機関から発行され、ファイルが特定の時刻から存在していたという証明を行うために使用されます。このタイムスタンプの機能を実装するためにはRFC-3161という文書を読む必要があります。RFCはインターネット技術の標準化を行うIETFという機関が発行する文書群で、3161番にタイムスタンプのプロトコルが記述されています。この文書は分からない単語が多く、読むのがとても大変でした。タイムスタンプの機能は、完成までに約2週間がかかりました。
不安だったこと
社内で誰も経験していない「タイムスタンプ実装」を任せられた時は、とても不安になりましたが、不安な気持ちは、隣に座っている6年目の先輩と会話してる中で解消され、「タイムスタンプ実装」が日々楽しくなっていったのが今でも鮮明に覚えています。
担当業務を終えて
スマートブックキーパーの開発は一旦終了となりますが、保守の対応に加えて、別のシステムの業務もあるため、気は抜けません。社会人はやらなければいけない事ばかりで思っていたよりも大変です。1からシステムを作るというのは、入社してから初めての業務で、貴重な経験になりました。これからも更に成長できるように頑張りたいと思います。
さいごに
今回紹介したスマートブックキーパーですが、サービスが開始しています。
電子書類の管理でお困りの方や電子帳簿保存法への対応を検討している方は是非こちらをご覧ください。(スマートブックキーパー)